「音育」って聞いたことありますか? 音楽を通して知性や感性を育む、のだそうです。 小さいうちから楽器を習うと脳に好影響を与えるという研究が発表されたことから注目が高まっています。研究によると、子供の集中力や、成長して熟年期になったときの脳の働きに差がでるのだとか。 こちらがその研究成果(英語)。
もちろん、だからって「ピアノを習えば成績優秀になる!」とは違います。 数々のダイエット法や健康食品も繰り返しブームが起こっていますが、みんな「それ『だけ』で若々しく健康になるわけでない」のは分かっているはず。 嫌いなのに無理やり食べたり好きじゃないのに無理やりレッスン受けても、強烈な負のストレスにだってなるでしょう?
ダイエットも音育も、楽しく長続きすることが重要なのではないでしょうか。そういう生活の質みたいなことは研究の対象外で触れられていないから、つい妄信的になってしまうのですね。
子どもが自然に楽器に興味を持ってくれればいいですが、まだ経験したことないものが楽しいかどうか、好きになるかどうか、子ども自身にもわかりません。だから最初はゆるーく「音楽って楽しい!」って体験から始めたほうが興味関心を引き出しやすいのではないでしょうか。テーマパークのパレード鑑賞でもいいですし、最近増えてきた0歳児からOKの親子コンサートならもっと具体的に楽器や音楽に興味を持つかもしれません。子供には子供のリズムがありますから、あんまり詰め込みでプレッシャーを与えないであげてくださいね。